旅する手紙。

DSC_0121

僕は学生の頃 小さな辞書を常に携帯していて
知らない言葉を発見すると よく辞書でひいていました
本をよく読んでいる時期は大活躍していたし
暇なときに辞書を読むと 勉強にもなって得した気分にもなった

携帯電話やスマホを持ちはじめてからは
知らない単語はスマホで調べるのが普通になった
辞書は小さいとはいえ鞄にはいると急に重くなるし かさばるので
机の下の棚に置かれたままでした

久々に 今日はスマホ辞書ではなく 紙の辞書をつかおうとペラペラめくっていると
ボロボロの紙切れがはさまっていました
親も学校も巻き込んで 退学になりかけた時に友達からもらった手紙
10代が書いたとは思えない 何かを悟ったような内容です

大騒動になっているにもかかわらず
僕はその時いびきをかいて寝ていたらしい
暴れて血まみれでボロボロになって ぐーぐー寝るなんて

ずいぶん前に この手紙をもらった事を思い出して
「お手紙ボックス」の中を探していたけど 見つからなかったので
ついになくしてしまった と思ってあきらめていたけれど
向こうの意思で姿を現してくれた
この手紙はよくどこかへ行ってしまう

手紙をくれた友達も今はどこで何をしているのかわからない
あれから18年は経っている 今はどんな人生を送っているのか話をしてみたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。